お産と早産・低出生体重児のチーム
お産と小さく産まれた赤ちゃんのチーム
新生児グループのご紹介
当院の新生児グループは早産や体重が小さく産まれた新生児、お母さんに基礎疾患のある新生児、胎児超音波で異常の認められた新生児を中心に、当院産科と協調した周産期医療を行っています。新宿区の地域周産期母子医療センターとして新宿区、中野区、杉並区を中心に東京都の周産期・新生児救急を担っています。27床(NICU 9床、GCU 18床)で運営しています。
担当者からひとこと
私たちの施設は、平成16年度から始まった日本周産期・新生児医学会 周産期専門医制度(新生児専門医)の基幹研修施設です。
都内では中規模の新生児病棟ですが、1999年6月出生の妊娠23週289グラムの児(2000年3月退院)、2006年10月出生の妊娠25週265グラムの児(2007年4月退院)、2010年10月出生の妊娠26週289グラムの児(2011年6月退院)と現在まで国内で生存退院した中では1番目と3・4番目に小さい赤ちゃんを救命した実績があります。
御興味のある方はこちらを御覧下さい。
また、小児科の内分泌・代謝、感染・免疫、循環器、腎、精神保健、神経、血液・腫瘍、呼吸器、遺伝・奇形の各分野の専門医のみならず、産科、小児外科、眼科などとの総合的なチーム医療を目指しています。また、退院後の精神運動発達のフォローアップを目的として、フォローアップ外来(新生児外来)、乳児健診を行っています。必要によっては、精神保健、神経専門医、臨床心理士と協力して診療しております。
NICUの関連教育施設
さいたま市立病院 周産期母子医療センター新生児内科、川崎市立病院新生児内科、東京都立小児総合医療センター 新生児科、横浜労災病院新生児内科があります。
診療実績
2012年度:入院患者数 633名、搬送患者数75名
入院患者の主な疾患は以下のとおりです。
2011年度 | 2012年度 | ||||
---|---|---|---|---|---|
入院数 | 総数 |
620
|
633
|
||
院内出生
|
586
|
558
|
|||
院外出生
|
34
|
75
|
|||
主な内訳 | 低出生体重児 |
1000g未満
|
11
|
18
|
|
1000~1499g
|
16
|
20
|
|||
1500~2499g
|
142
|
126
|
|||
早産児 |
在胎28週未満
|
7
|
16
|
||
在胎37週未満
|
125
|
164
|
担当医一覧
氏名 |
役職
|
主な資格など |
飛彈 麻里子 (ひだ まりこ) |
診療責任者 准教授 |
日本小児科学会(専門医、認定指導医) |
有光 威志 (ありみつ たけし) |
専任講師
|
日本小児科学会(専門医、認定指導医) |
研究協力のお願い
新生児グループでは以下の臨床研究を実施しております。
1)「新生児・早産児のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた後向き臨床研究」(詳細はこちらをクリック)
2)「近赤外分光法による乳児発達初期の認知脳機能と行動発達の解明」(詳細はこちらをクリック)
医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。